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まちろぐ

生き方模索中の人によるブログです

人生で大切なこと

「人生で大切なたったひとつのこと。」

本屋さんでたまたま手に取り読んでみたのですが、とても暖かい気持ちになるいい本だったのでご紹介します。

原題はcongratulations,by the way...。もともとは卒業式で学生さんに向けたスピーチだったんですね。それが数日後NYタイムズに原稿が掲載されたところ、瞬く間に世界中でアクセスが伸び、話題を呼んだそうです。その後改めて加筆し出版された本もベストセラーになったとか。

 

私は存じ上げなかったのですが、著者の ジョージ・ソーンダーズ さんは米タイムズ誌が「世界でもっとも影響力のある100人」に選んだことがある有名な短編小説家さんだそうです。

 

彼はこれから社会に出ていく若者たちに語りかけます。老人から役に立つ話が聞きたければ、こう聞きなさい、と。

「あなたが今まで生きてきて後悔していることはなんですか?」

 

色々な仕事を経験し、失敗をくりかえし、時には過酷な環境で病気になり死まで感じたことのある彼が語った後悔。それは40年も昔、転校生のある女の子にまつわる思い出でした。

特徴的なクセのあるその子はみんなにからかわれ、ついにはいじめの対象になってしまいました。

彼はその子に対して特別いじめたわけではないものの、助けたりもしなかった。

あの子が苦しんでいたのを自分は気づいていたのに。しばらくしてその子はまた転校していなくなり、その後のことはわかりません。

 

特に大きな結末もないこのエピソードですが、彼にとって「やさしさが足りなかった」という大きな後悔を残す出来事となりました。

 

人間みな年をとれば丸くなるというように、彼自身もそれを感じています。ですが、年を取るまで待つ必要はないよ、今すぐにでも優しくなっていいんだよ、と彼は言います。野心を持ってもいい、お金を求めてもいい、成功を夢見て頑張っていい。でもその時に、優しさを後回しにするのは危険だよ、何故なら「成功」とは、基本的に達成したと思えばまた新しい欲が生まれて永遠に追い続けなければならないものだから。

できればそんなことよりも、どうすればもっと優しくなれるのか、そんな大きな課題に取り組んでください。きっとそれはあなたの人生をもっと輝かせるから。

 

スピーチの内容は優しさについて、もう少し踏み込んだ内容になっています。

この方の、それこそ優しい人柄が感じられて、とても暖かい気持ちになれます。とても短くて10分もあれば読めるので、贈り物にもいいかもしれません。

英語の原文も載っているので英語の勉強にもなるかも?笑

 

こんなスピーチしてもらえるなんて、素敵な卒業式ですね。自分の卒業式なんて、何話してたかさっぱり覚えてないなぁ。。。

 

人生で大切なたったひとつのこと